「ドラえもん」の作者でお馴染み、藤子・F・不二雄先生の「パーマン」から「パーマンはつらいよ」の回が7日まで無料配信中とのことで面白いと話題になっており私も読んでみました。
【期間限定:まんが無料配信中!】
— 【ドラえもん公式】ドラえもんチャンネル (@doraemonChannel) January 4, 2021
本日1/4から第3期がスタート。「精霊よびだしうでわ」(ドラえもん)「ミノタウロスの皿」(SF短編)「パーマンはつらいよ」(パーマン)の3作品を公開中です! https://t.co/59n1A7WRHd pic.twitter.com/lwaDvm6mJ5
パーマンの名前は知っていても実はまだ中身を読んだことがなくて、よく知らなかったので今回調べて初めてあらすじを知ったのですが「冴えない小学生須羽ミツ夫が、宇宙人からもらったパーマンセットを装着し超人的な力を授かり正義のヒーローになる」・・という物語。
考えたらどう見てものび太くん位の子達がヒーローと学業を両立させながら日夜頑張り続けているというのも大変な話です。今回のお話はミツ夫の日常とヒーローとしての二重生活・自身のことで悩む回でした。
読んでみた感想は、彼らはまだ小学生だけど人助けをする原動力は彼らの良心がヒーローとしての活動を繋ぎ止め続けているのではないかということ。
ボランティアは私は経験したことがないし、体力的にも精神的にもかなり精神力の方が一番力がいるのだろうと思う。
ミツ夫の心の内に芽生えるパーマンとして人々に感謝されるよりも、須羽ミツ夫本人として認められ感謝されたいと思うようになる気持ちがわかるような気がします。
夜も眠らずみんなのために頑張ったのに…と見返りを求めてしまう。私にもそういった気持ちが出てくることがあるのでそういう時は欲を出しては駄目だと考え直すようにしています。
私個人の話として、人が苦手でも誰かの役に立ちたいと思う気持ちがありこのブログを続けられている理由でもあります。
出動の報せに何度も仲間からの呼び掛けに答えられず無視するミツ夫ですが、最後は自分の利己的な気持ちより他人への愛情が勝ち出動する彼の姿が心に残りました。言葉に形容出来ぬ人を助けたい理由の中には思いやりや無償の愛が彼らを動かしているのだと。
一点気になるのは使命を託されたからとはいえ学生の身分である彼らが日常生活をしながらヒーロー稼業もやらないといけない現状には気の毒な面もあります。休ませてあげたい・・
他人に尽くすというのも中々出来ることではありませんが、自分をすり減らして倒れてしまいかねないことにもなるので程々が良いです。他人も大事だけど自分も大事。
そういえば女優の森久美子さんが番組で言っていたことを思い出しました。「想いは光よりも速い」。
「パーマンはつらいよ」は4巻に掲載中。