先週から開催されているアークナイツのサイドストーリー『マリア・二アール』シナリオパートの動画を見たんですが、アークナイツっていつも複雑に人間同士の思惑がからんでいて、それに翻弄されながらももがき続ける若者たち・・っていうイメージをいつも感じてます。
そこが面白いからどうしても好きになっちゃって。
シナリオ時間3時間20分以上とけっこう長い?他のゲームのイベント時間よく知らないのでなんとも言えないですがボリュームあるように思えます。
セリフが追いつけなくて1回で覚えられないのでゲームのサイハテさんの所の翻訳も見つつ読みました。
舞台はカジミエーシュ。オペレーターの二アールさんの妹のマリア(コードネーム:ブレミシャイン)が今回の主人公で、二アール家の騎士貴族の名誉を取り戻すべく騎士競技に出て奮闘するお話。
この騎士競技?というのがコロッセウムみたいな戦わせるのが娯楽みたいになってて、それがなんだか薄暗い世界のようで・・。
騎士競技自体がもの凄い壮絶みたい。安全とかなさそう。私は理解が追い付かなくてだいたいで理解しているんですけど難しい。それでも面白い。
二アールさん(本名:マーガレット)の妹のマリアがよくある王道的な騎士ヒロインっていう感じで、叔母にあたる元騎士のゾフィアさんに最初は反対されながらも特訓を付けて騎士競技に出るところまでは熱いお話だと思いました。
叔父のムリナールさんにも反対されてそれでも意志を曲げないところが好きかも。お姉さんのように困難があっても負けてないように。
読み進めてわかったのは一般のスポーツと同じくスポンサーがついてて、ただその企業が色々裏があること。
競技といってもやっぱりお金なのかなと思った。あと裏で買収されてたりとか腹黒すぎる。
出場騎士にも対戦相手の体を潰したいわく付きだったり、カジミエーシュの国自体というかこの世界の科学が急速に発達しているせいなのか人の意識が追い付いていなくて中世の時代みたいにちぐはぐなんだよね^^;
ファンタジーっぽいけど源石とかアーツは魔法じゃなくて科学に分類されてるし。
マリアが苦戦してる時に回想で出てきた二アールさんがカッコよかった。苦戦している状況だけに二アールさんの凛々しい顔がまぶしかった。
今回は負傷して勝てなかったけど心は強いマリア。まだ少女って言われてるから大人じゃないんだろうけどこの世界の人間って結構強い気がする。強くなきゃ生き残れないからか。
初めて知ったのはカジミエーシュの感染者は最初から騎士になれるんじゃなくてバトルロワイヤルみたいに勝ち残ってから初めて一般人の参加資格をもらえること。
二アールさんは感染者になったから騎士を追い出されたことから感染者は元から迫害されてて見世物として競技に出てる。
事実を突きつけられても純粋で真っ直ぐなマリアがいいなと思った。絶望的な世界でも一人でもこういう人がいると希望に感じるんだよね。
光に向かってまっすぐだけど周りは真っ暗な世界でその対比がひどい分、話が面白い。
終盤、マリアと段違いの対戦相手と戦ってかなり傷ついて絶体絶命になるけど二アールさんの言葉を思い出して頑張ってるのが燃えるんだよね。
最後の最後は2チームで戦うんだけどもう一人が来なくてマリア一人で戦ってもうだめだって時にお姉さんの二アールさんが乱入して妹と二人で戦って勝利するのがちょっと感動した。
助けに来てくれた二アールさんがすごくカッコよかった。ここが一番好きなポイントかな。
ロドスも介入して感染者問題を解決しようとしてたけど騎士競技までは解決出来ないんだろうと思う。根が深すぎるしロドス自体も中立を保ってるから他の国のことは介入しない主義だったはず。
感染問題だけじゃなくて色んな人々の思惑がからんでてどうしようもないから感染症が解決しても問題はめっちゃ残ってそう。今回のお話の構成はけっこう好きですね。