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写真みたいに見える?!美しい日本風景の版画

またまたピンタレストで見つけちゃいました。めっちゃきれいな日本画です。

画像は無断転載できないので商品リンクページから載せてます。

川瀬巴水という方が描かれたもので、明治30年前後から昭和時代に確立された新版画というものだそうです。

近代の浮世絵『新版画』に再び注目、絵師・川瀬巴水とは?

https://www.huffingtonpost.jp/the-new-classic/post_6440_b_4447152.html

この記事によると”浮世絵の近代的な色使いと伝統的な復興を目指したもの”とのことで、新たな技法を用いた作品は2000点を超えたとされていて1930年代の欧米では新たな日本美術の存在として衝撃を与えたと。

これらの作品は愛好家の間では知られていたそうですが広く一般に注目されたのは最近のことだと記事に書いてあります。

まず版画なのがびっくりですけど色の使い方とか海に照らされる月の光がきれいで色の濃さと淡さが絶妙に使い分けられているところが気に入っちゃいました。写真を模写しているようにも見えるくらいの実物の再現度がすごいなと思います。

写真を切り取ったような絵で、それでいて静かな気持ちになれる心の安定剤みたいなものですね。

川瀬巴水先生は大正から昭和の代表的な浮世絵師で『新版画』を確立させた一人。先生の名前で画像検索するとめっちゃきれいな絵が出てきます。

笠松紫浪先生の版画も素敵です。この先生も大正から昭和にかけ活躍し新版画の初期から関わっていた最後の新版画家。

没後30年記念 笠松紫浪 ―最後の新版画

http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kasamatsu-shiro-the-last-shin-hanga-prints-artist

リンク先の作品集を見ると川瀬先生とは違った少し穏やかな色合いでふわっとした空気を感じますね。

吉田博先生もすてきで、作風が西洋っぽくて『瀬戸内海集 光る海』の作品で照らされる陽の光が海に反射しているところが好きなんです。下のリンク先に飛ぶとめちゃめちゃきれいな絵ばかりでびっくりします。

見どころ

ダイアナ妃もお気に入りだったそうで、1986年に日本に来日した際迎賓館に画商を招いて吉田先生の作品を購入されたとのこと。

美術作品に触れることは全くないんですが素敵な絵を見るとずっと見ていたいくらい興味はあるので色々探してみようかな。まだまだ知らない作品が見られて楽しいです。