先日「船場センタービル」の広告漫画を見つけました。
「船場センタービル」を調べますと大阪市にある商業施設で今年開業50周年とのこと。
私はこの場所に行ったこともなく存在すらも知りませんでしたが、
漫画家の町田洋先生の描く船場センタービルを舞台にした作品を読んで大変に感動しました。
当作品はうつ病から回復した後の先生の心風景を通しつつ描かれております。
「船場センタービルの漫画」
http://to-ti.in/product/semba_center_comic
まず最初に目に飛び込んで来てすぐに町田先生の絵に取り込まれてその世界に引っ張られた感覚でした。
先生を知ったのは今回が初めてですが絵の描き方、輪郭がふわーっとやさしくて例えると柔らかいお布団にもぐり込んでいるような幸せな気持ちになりました。
お菓子に例えるとシフォンケーキとか綿菓子とか・・味ももちろん甘すぎないやさしい味です。
話の内容も実際行ったことがない私でも、どのようなお店があるのか・そこで仕事をしている人・訪れる人たちの姿も丁寧に描かれており、町田先生の漫画を通して想像が広がっていきました。
読んでいく中ですーっと気持ちいい風が吹くような・・。肩の力が抜けていくんです。久しぶりに素敵な作品を読ませて頂きました。
そして、本作を元にしたアニメーションも作られております。町田先生の絵がイメージ通り丁寧に再現されて素晴らしい作品でした。