多彩なロボットが展示されている『きみとロボット展』の写真を見ていてふいに思い出したんですけど、10年くらい前に知った黄色くて団子みたいなかわいいロボットが外国で流行ったとかで、名前なんだったかなーキーボーだったかなーとGoogleで検索してたら!見つけました!
そう!『キーポン(Keepon)』なんですよ!
うおおおお懐かしいいキーポンなんだよお泣
このキーポン(Keepon)は東北大学の教授さんが開発したとのことで、元々は人とのコミュニケーションの際に視線や顔の向きから相手が見ている対象物を一緒に見る行動を赤ちゃんを対象に研究するものとして作られたそう。
最初は人型のロボットを使って実験しようとしたら怖がられてしまったのでそれでこの可愛い形のキーポンが誕生したのだとか。
自閉症治療や研究にも利用されたそうです。
こちらに詳しく経緯が書かれています。
Keeponの産みの親・小嶋秀樹先生に聞いた、ロボット開発で「人間らしさ」を研究する話【コモさんの「ロボっていいとも!」】
https://note.com/unityjapan/n/n9d5fe4628258
このキーポンは海外のアーティストのミュージックビデオとコラボして大人気になり、おもちゃ版のキーポンも発売されたんですよね~
音楽に合わせてダンスしているのがめちゃめちゃ可愛くて、しかも動いている時に体がふにゃっと柔らかく動くのがまた可愛いんですよ!
なんか昔流行ったダンシングフラワー?花の形をした音に合わせて踊るおもちゃを思い出しました。
こちらの方の実験動画でもキーポンが使われています。頷く動作が上下に動くのでそれがめちゃめちゃ可愛いんです。
自分がいままで一番強い存在感を抱いた物理的ロボットはKeeponだな...この論文で公開している僕の実験動画のモデルさんも,キーポンの目に惹きつけられている
— hideyuki takahashi (@hideman2009) October 27, 2021
↓ この動画を公開している論文はこちらhttps://t.co/VnKUimbJ8O pic.twitter.com/Z95bQ3bdWu
動く度に効果音が鳴るのがめっちゃ面白いし、ちゃんと人の動きを視線で追ってるのがいいんですよね。
ちなみに思い出したきっかけは先に紹介した『きみとロボット展』にて弱いロボットのポケボー・ジュニア。もののけ姫のこだまみたいな可愛いロボットたちがひそひそ話をしているのが可愛くて。
「あがったらしいね」
— 廣田恵介 (@hirota_kei) May 19, 2022
「何があがったの?」
「花火だよ」
「花火があがったね」
この会話も好き。倫理観・死生観を揺さぶる展覧会だった。脳に、アイロンをかけたみたいな気持ち。#きみとロボット pic.twitter.com/pqGQdYoHXW
ずっと前に『弱いロボット』という完璧ではなくどこか欠けているロボットたちのことを知る機会があって関連記事の方も考え去られるものでした。MGSのメタルギアを開発したオタコンもロボットには欠点がある方が可愛いみたいなセリフを思い出しました。
助けがないと何もできない〈弱いロボット〉が教えてくれた、いま私たちに足りないこと
https://www.recruit.co.jp/blog/guesttalk/20200325_429.html
2030年にはテクノロジーが加速する時代に入り目まぐるしく世の中も変わっていくと予測されています。AI自身が描く絵も急速に発展して話題を呼んでいます。
でもこんなキーポンみたいな可愛い親しみのあるロボットが普及したらめっちゃ面白そうです!