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最近、「いい人」をやめてすっきりしたこと

突然ですがつい最近「いい人」をやめました。

 

いい人をやめるというのは他人のことを全く考えずただわがままに振る舞うのではなく、優しさを持ちながら自分がやりたいように我慢せず生きる選択です。

 

歌手で女優の中尾ミエさんの生き方がとても好きで、著書「76歳。今日も良日 年をとるほど楽しくなる70代の心得帖」より、ご自身は好かれたいとも思っていないし、いい人に見られたいとも思っていない。自分に正直に生きる姿勢に自分もそうなりたい。そうなるんだと思いました。

 

今まではいい人をやめるなんてそんなことは思いもしませんでした。ですが最近色々考えた上で苦しんだ上にそれを選びました。

 

これを言ったら嫌われるかな?とか何て思われるだろう、とかいつも他人の顔色を気にして過ごして来ました。

 

そして気付いたのは「義務感」による支配です。小学生になる直前に両親が離婚して母の実家に来て、祖父母と一緒に暮らしながらこれまで来たのですが日中は母が仕事をしているためほとんどは祖父母といる時間が長かったのです。

 

祖父母は昔ながらの考えを持っていたので礼儀正しくしなさいとか、先生の言うことを聞きなさいとかよく言っていました。

でも人に優しくしなさいとはあまり言われなかった気がします。

 

言葉には表現しにくいのですが私の中で祖父母の家に来てから変わっていったような感覚が後になってわかってきました。

 

小学2年生ごろになると顔を洗う時に何度も水で洗うようになったり、同じ動作を何度も繰り返したりするなど自分の中では普通でしたが数年前にそれが顕著になりこの行動に苦しみを感じるようになりました。

 

それは強迫性障害なのだとあとでわかりました。まだ重度ではなく今も治っていません。

 

最近見た動画の中でNORIさんという東洋哲学の話をしている方の紹介でakiさんという方のお話に自分はとても救われた気持ちになりました。

 

 

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akiさん自身も苦しんだ経験をされていて体験を交えながら悩み相談に答えてくださっているのですが、病を治そうとするのではなく痛みを許し、師としてみなす。

痛みの中で自由を見つけられると知る、信じると語っていました。

 

 

これは私の中で執着がまた一つ離れていったような気持ちになりました。怖さが少しなくなった気がします。

病をあっちいけと追い払うのではなく、寄り添い一緒に生きていくのだと無理をして治そうとしなくていいのだと受け入れることが大事なのかなと思いました。

 

 

執着することは苦しいんですよね。実は最近苦しんでいた理由が親戚からの言葉によるセクハラでした。数年前からその人に会うことが何故か嫌で、何故か理由はわかりませんでしたが一度も思い出すことはなかった幼少期での言われた一言の場面を思い出したのです。

思い出した時はとても苦しかったです。たった一言でしたが今更という方もいるかもしれませんが、気にしないようにしようと思っても逃げられませんでした。

 

 

ただ最近になってやっと落ち着いて気持ちの整理がつきました。突然降って思いついた良い人をやめようと選択したこと、akiさんの動画を見たことと、催眠療法などをされているヒプノセラピストのAkoさんという方の動画からも元気をもらえました。

 

 

 

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アーティストの本間ちゑさんが描いた素敵な絵と一緒にこれからは我慢をしなくていいんです、と言ってくださって私の中で決心がついたような解放されたような気持ちになりました。以前からAkoさんの動画を見ているのですがとても勉強になり心が癒されることが多いです。

 

話は戻ってakiさんの動画で「これでいいのだ」と天才バカボンの名セリフを挙げていらしたのですが、本当にこれでいいのだと思うのです。

 

起きていることに理由はなく、良いも悪いもなく、ただ起きているだけ。何が起きても、自分が選択したことも、これでいいのだと。