今日は「空想料理店 蟹」さんが作る現実には食べられないものを空想で料理していく動画をご紹介したいのですが、前にもこの方の動画をTwitterで見たことがあって昨日また見かけて嬉しくなっちゃいました。
昨日見たのがこちらの動画なんですけれど、空想料理店の世界では扇風機のプロペラが夏に咲く植物の花弁となっており、調理する工程も本当にあるような錯覚をしてしまうくらい綿密な構成でまるで童話の絵本を読んでいるような感覚になってしまうんですよね。
ほかの材料も風鈴の内側に溜まっているよく冷えた夏の風を入れたり、花火の押し花を散らして扇風機のプロペラを溶かした水を入れて凍らせるとこれまた幻想的なアイスキャンディーの完成ではないですか!
このアイスキャンディーのキラキラしたのが本当に美しくて実際にあったらすごくきれいなんだろうなと想像しながら見ていました。
ほかにも宝石と真珠で作る「冷やし宝石ぜんざい」とか、明るい部屋を暗くする夜電球で作る「夜電球シロップのかき氷」などファンタジー要素がふんだんに入っていて銀河鉄道の夜みたいな懐かしさを感じさせる童話の雰囲気が素晴らしいんです。
一見すると宝石って包丁で切れないし真珠も食べれる・・ない?のにここ「空想料理店」ではそれが出来ちゃうんですよね~ロマンがあります。
電球の食べ方とかなんぞ??と思いますが、こちらの世界では夜液という夜空をくみ取ったものが電球の中に入っていて、中に星屑が混ざっているから口当たりを良くするためにザルでこして星屑を取り除く工程がまた素敵なんですよね。
特に店長の蟹さんのナレーションが素敵でたまに面白いツッコミとか入るのが面白いんです笑
最近アップされた動画もお話が本当に素敵で、各々作られる料理には綿密な物語があり数分の動画の中に凝縮された世界が詰まっていて時々店長の蟹さんが面白いことを言っててそれが楽しいんですよね。
初めて見たときに昔のプレイステーションみたいな画面だなと懐かしく思いました。
見ているうちにこの懐かしい雰囲気なんだっけ?と思ったらずっと前にニコニコ動画で見ていた「ぼくのなつやすみ」のゲームを思い出したんですよね。
動画の説明欄を見るとこちらの動画はPCのblenderでアニメーション動画を制作した後に、VHSテープにダビングしパソコンに取り込んだものだそう。
ビデオテープにダビングしてからパソコンに取り込むってかなり手間がかかりそうですけど、この独特なテレビのブラウン管の画質は本物で作らないと再現するのは難しいのかなと思いました。
たしか前回の記事でもかねひさ和哉さんの作る動画でもPCとビデオデッキをつないでビデオテープに録画して作っているそうで、やはり実機が最高のフィルターなのだとか。
現代社会を"昭和っぽく"表現した動画たちをVHSに録画しました。 https://t.co/hiMTrydK6r pic.twitter.com/3Dd0KeQV8W
— かねひさ和哉@C102土曜東ナ40a (@kane_hisa) 2022年3月7日
蟹さんは実際に料理動画もアップされていて「落ち葉を煮詰めた神聖なホットケーキ」を再現するために悪戦苦闘しながらも見た目がすごくおいしそうで、特にアルミ板で落ち葉の形を作って型取りしているのがめっちゃ精巧!すごい!
奮闘しながらも作業工程とか興味深くて出来上がった料理もおいしそうですし、世界観がとっても素晴らしくて感動しました!すごくいいものを見ました。